〜　ロンドンの食事事情　〜

【1】






一人旅が殆どの私が旅の中でも楽しみにしているのが、
機内食と滞在先でのお食事



VS901便成田〜ロンドン線の機内食
　“天丼”


一時期仕事で添乗しなければならなかった時は
逆に旅の苦痛がこの同じ
機内食と滞在先のお食事でした・・・
（何せお客様の前でアルコールはいただけないし、
ツアー中のお食事も恥ずかしいくらい好き嫌いの激しい私には
選択余地ない食事・・辛かった・・・・）

しかし、休暇で行く旅での機内食は選び放題
（それがフィッシュOrビーフ？であっても・・）
好きな銘柄のビールは飲み放題だし・・
今回のVSさんでは特に英国産のビール“ステラ”ばかり頼んでいたので
最後には離陸寸前までアテンダントさんが最後の1本を持ってきてくれた(^.^)、
好きな時間にどのくらい、何をいただこうが文句なしっっ！！

と、まあ・・何と意地汚いこと・・・・この上ないと自分でも思うのですが・・
やっぱり機内に入ったら
すでにそこは“異国”であり、
当然私達の国では味わえない様々な食事は
1回1回がとても大切なもの

少しでも長く旅の余韻に浸りたいならば
日々の生活の中でのこともこだわりたい・・

英国内での食事はこの国誇る
イングリッシュ・ブレックファーストだけではありません



いつも盛り沢山の私用イングリッシュ・ブレックファースト
（コーンフレークが付き、通常はこちらにベーコンがつきます！
ロンドンの中でも最近はこのように盛り沢山の朝食は珍しいです）



しかし、初めて訪れる街の中は実際はガイドブックの文章通りには辿りつけません
そして、限られた時間の中でその場所を目的地にする余裕もないと思います

その場所を目指すのではなく
何かの折にその近くまで訪れる機会に
「そうそう・・この近くに美味しい食べ物屋さんがあったっけ・・・
今日の食事はそこにしてみようか・・・」と
軽い気持ちで思い出していただければ幸いです

今回もそんな偶然のその場所だから見つけた
美味しくて、まだロンドンでも新しいイートインもテイクアウェイもできる
イタリアンのカフェ＆デリをご紹介いたします









【ロンドンのイタリアン・ベーカリー・カフェ】

Princi

私達が訪れた11月下旬
まだこのお店はロンドンでオープンして
2週間余りという“できたてほやほや”のカフェでした

もともとイタリアはミラノに本店を持つこのお店は
海外での支店はここロンドンが初めてで
場所も中心地のソーホーに程近く
と、いうことは劇場帰りでもその前でも利用できることになります

近年雨後のたけのこの如く
お隣パリからも老舗のベーカリー“PAUL”が訪れる度に進出しています




そんな中イタリアン・ベーカリーがこんな形でロンドンにお目見えするなんて・・・
老若男女ロンドナー達も驚くくらいにこのカフェに集まってきていました
カップルだったり、友人の集まりだったり、就学児童を連れた家族だったり・・
それは年齢関係ない人々が食事をしたり、お茶したり、
ビール片手に甘いドルチェをいただいたり・・・と
それぞれが思い思いのスタイルでこのカフェでの時間を楽しんでいました

それは現在のロンドンのみならず英国中で数年続いている
食に対する高度な期待を満足させているということだけでなく、
このカフェの内装デザインにあの！イタリアが世界に誇る！
アルマーニが手がけているおしゃれなスポットとしても注目度が高い、
ということもより拍車をかけているのでしょう

実際店内の内装は天井が高く、オープン的な空間、
石と水と光を上手に使ったスタイリッシュなものになっていることも
凄く印象に残っています





<プリンシ>
Princi

通りの外から見たお店はこんなに盛況でした

店内は左手側がずっと奥までガラスのケースになり、
ドルチェから始まり、
イタリアパンから大きなカットピザ、サラダなどのお惣菜が並びます



中央から右手側は3列の縦並びに
高めの石テーブルのみある場所（スタンディング）、
それよりも低い1枚の長方形の石テーブルが並ぶベンチ型、
壁沿いには高いカウンター席があり、
その3列のイートインの場所はどこを見渡しても人でぎっしりでした

偶然オープン直後に初めてここを訪れた友人は
こんなに混みあっている店内に驚いていました

その時はまだガラガラで店内がやけに広い空間に感じられ、
どうしようーと買い物の間思ったそうです

しかし、テイクアウェイに買ったイタリアパン、
フォカッチャがとても美味しくて・・・
それで、今回のロンドンで最初に私を案内しようと決めたそうです



入り口から店内を写したところ
右側に手前のショーケースからドルチェが並びます

入り口から真正面に当たる突き当たりは
半分がラザニアやチキンピカタ、クリームフィッシュなどの暖かいお料理になり、
もう半分はカウンターになっていて、
こちらで飲み物をオーダーします

オーダーをスタッフに伝えると
先ずはイートインか、テイクアウェイかを尋ねられ
イートインなら木のトレイに指定した食べ物を乗せて精算になり、
持ち帰りなら丁寧にそれぞれを包んでくれます

パスタもあり・・


まだ、本当に開店まじかいこともあったのか・・？
スタッフはまだまだ手順がスムーズに動いてないようでしたが、
その分笑顔の応対や気持ち良い会話で一生懸命カバーしていました

最初はどこにも空いたテーブルがなく
かと言って・・暖かいピザもキチンもクリームマカロニも美味しそうで・・・
寒い店外へ出ずここで暖かいものは暖かいままいただきたくて
暫く店内で席が空くのを待っていたら
偶然テーブル席が空いたので
早速店内のケースを見に行きました

私がこの日選んだのは
オリーブオイルベースソースのチキン、付け合せの温野菜はたっぷり！
パプリカとオリーブが絶妙に他の温野菜ともマッチしていて絶品
もちもちの塩味イタリアパンと
熱々ミルクティーはさすがロンドン！文句のつけようがありません！




食べ切れそうにないくらいの大きさのイタリアパンは
4分の一の大きさにカットしてもらい
後はお持ち帰り用の袋をいただきました

これで、何と合計£9.30也！

このボリュームはロンドンの中でも正にお得な料金です
そして、何よりも美味しいーーーーっっ

これは本当にロンドンっ子がここに集まるわけです！



ドルチェも大体£1.00代からありますので
是非今度はあのとろけそうに美味しそうなマスカラポーネをいただきたいっ！



友人はお皿からはみ出しそうなくらい大きくて分厚いラザニアをワンカット
それが1人前ですから充分すぎるほどの量です

たいてい暖かいお料理は£6,00くらいです
パンもドルチェと同じか、高いものでも£2.00代ですから、
PAULに比べるとダントツな低価格！

実はカットされたもちもちイタリアパンはレジのところに
大きなバスケットに入れられてご自由にお持ちください、になっています
ですから、テイクアウェイでのパンが多いようですが、
ケースの中の様々なパンを見ていると
ついつい買いたくなってしまって・・

女性一人がお買い物の帰りにふらっと立ち寄って
カウンターでイートインでも良いし、
デリとしてお持ち帰りでお部屋でゆっくりといただくのも良いし、
でも、できればおしゃれな店内でロンドン子に囲まれながら
ざわざわしたざわめきの中でのお食事もお薦めです


ケースの中のイタリアンサラダ
トマトとモッツァレラのサラダ　Time outより

今回は余りに人の多い店内での撮影は遠慮しました

画像が少なくて申し訳ありませんが・・・
是非最新イタリアンベーカリーカフェへどうぞ




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